お手入れ方法

取扱説明書・取扱注意書
  • 鋳鉄製 羽釜
    平釜・揚鍋
  • アルミ
    鋳物製品
  • 高圧釜
  • 羽釜専用
    木蓋(釜蓋)

鋳鉄製 羽釜・平釜・揚鍋 取扱説明書

いつまでも快適にご使用頂くため、この説明書をよくお読みのうえ、日頃のお手入れを心掛けてください。

◇初めてご使用される前に◇

新品のまま煮炊きすると金気が出ますので、次の手順で金気止めを行ってください。

  • (1)釜の満水容量に対して約2%(重量比)のお茶の葉を準備します。
  • (2)釜の8分目位まで水を入れて火にかけます。
  • (3)沸騰したらお茶の葉を入れ、そのまま20分程沸騰させます。
  • (4)水・茶ガラを捨て、釜の余熱で内部を乾燥した後、自然冷却してください。
    ビックリマーク 熱くなっている釜に水をかけると、釜が割れることがあります。
  • (5)自然冷却後、軽く水洗いすれば完了です。茶渋が内部に付着してタンニン鉄となり、金気止め・錆止めに効果があります。
    ビックリマーク 洗剤・たわし等できつく洗うとタンニン鉄が取れてしまい、金気が出たり錆が発生しやすくなります。

注意 安全にご使用いただくために

  • ◎加熱中及びその直後は釜が熱く、火傷をするおそれがありますのでご注意ください。
    特に小さなお子様には十分ご注意ください。
  • ◎空焚きをしないでください。釜が異常に高温となり、火傷やケガをするおそれがあります。
  • ◎かまど・コンロにのせる時は安定した状態でご使用ください。特にストーブの上では使用しないでください。
  • ◎コンロで加熱される場合は防災上また安全上、炎が底面から大きくはみ出ることのないように火力を調節してください。
  • ◎調理物の吹きこぼれでコンロの火が消えることのないよう、火加減や調理物の量を調節してください。また、調理中はそばを離れないでください。
末永くご愛用いただくために
  • ◆熱くなった本体に冷水をかけるなど、急激な温度変化を与えると釜が割れる恐れがありますのでご注意ください。
  • ◆腐食防止のため、長時間にわたり調理物を入れたままにせず、調理後は速やかにお手入れを行ってください。
お手入れについて
  • ◆お手入れする際に釜表面を著しく傷つけるもの(金属・砂など)でこすると錆を発生させる原因となります。
  • ◆錆が発生した場合には、クリームクレンザーまたはクレンザーをスポンジにつけて錆をこすり落とし、その後よく水洗いしてください。
    ※錆が頻繁に出る場合は、前途の「金気取り」を繰り返し行ってください。
  • ◆防錆のため、釜洗浄後は水気を良く取り、食用油を薄く塗ってから保管してください。
ご飯の炊き方について

5升以上を炊かれる場合は以下の「湯炊き方式」で行うと比較的うまく炊けます。

  • (1)米の量に対して約1.3倍の水を釜に入れます。
  • (2)水が激しく沸騰したら、あらかじめ研いでおいた米を素早く釜に入れます。
  • (3)火力は最大のまま、蓋をして重しを乗せます。
  • (4)ふきこぼれてきたら、火力を徐々に弱めます。
    (かまどの場合であれば少し熾火〈おきび〉を残し、ガスの場合であれば弱火にします。)
  • (5)蓋をあけないで20分位蒸らし、その後ご飯をよくかき混ぜてできあがりです。

銅鍋のお手入れについて

◇初めてご使用される前に◇

銅製品のアクを抜くために、水を入れて煮沸します。
また、表面にラッカーが塗られているものもありますので、必ずタワシにクレンザーをつけて洗い落としてください。空だきは禁物です。

◇お手入れについて◇

使用後、表面は気を使わずに洗えます。内面は、スズメッキがしてありますので、必ずスポンジを使用し水気をとってください。
※銅製品のガンコな油汚れは塩に酢を加えてスポンジをご利用ください。

アルミ鋳物製品 取扱説明書

いつまでも快適にご使用頂くため、この説明書をよくお読みのうえ、日頃のお手入れを心掛けてください。

◇ご使用前に◇

  1. 初めてご使用になる前に、取っ手やツマミのぐらつき、ひび割れなどの不具合がない事をご確認ください。
  2. 本体や蓋にシールが貼ってある場合には、必ずシールを外してからご使用ください。シールの外し方は、鍋の内側を温めながら少しづつ外してください。
  3. 初めてご使用になる時は、内部をよく洗ってください。また、米の研ぎ汁を入れて10~15分ほど煮沸してください。アルマイトに類似した皮膜ができて黒変化が起こりにくくなります。
  4. 品質には万全を期しておりますが、万一不具合があった場合にはご使用前にお買い求めの販売店にご相談ください。

◇ご使用後に◇

  1. ご使用後のお手入れには、スチールたわし・アルカリ性洗剤・クレンザーを使用しないでください。
    表面をキズつけ腐食の原因となります。必ずスポンジに中性洗剤をつけて、きれいに洗って乾燥してください。
  2. 腐食防止の為に、ご使用後は十分に水気を切ってください。
  3. こげついた場合はナイフなどで擦らないでください。表面をキズつけ腐食を発生させる原因になりますので、
    水やお湯に十分浸して柔らかくした後で中性洗剤を含ませたスポンジで丁寧にお取りください。

注意 安全にご使用いただくために

  1. 加熱調理中直後は本体及び取っ手が熱く、火傷の危険がありますので十分ご注意ください。特に幼児の手に触れることのないよう、ご注意ください。
  2. 調理物の吹きこぼれによる火の立ち消え等、ガス事故の原因にもなりますので火加減や調理物の量に十分ご注意ください。また、調理中はそばを離れない様にしてください。
  3. コンロにのせる時、ぐらつき等に注意してください。特に羽釜は底が不安定なので、十分に安定した状態でご使用ください。
  4. ストーブの上では絶対に使用しないでください。
  5. 金属製の調理器具ですので、電子レンジでは使用しないでください。
  6. 取っ手は金属製なので熱くなります。火傷の原因になりますので鍋つかみ等でお持ちください。
  7. 絶対に空焚きをしないでください。空焚きをしますとアルミ・鋳鉄が損傷(穴あき・腐食)したり、取っ手やつまみの損傷、本体の変形や溶解等による火傷や火災の原因になります。
  8. 金属製の鋭利な調理器具をご使用の際は、内面にキズをつけないようにご注意ください。キズをつけますと、その部分から腐食の原因になります。
  9. 熱した本体に冷水をかける等、急激な温度変化を与えないでください。変形やひび割れの原因となります。
  10. 酢・重曹等の酸性又はアルカリ性の物の使用は、なるべく避けてください。
  11. 腐食防止のため長時間(目安としては、一昼夜以上)にわたり、調理物を入れたままにしないでください。
  12. 本製品は【佃煮・納豆等の給食用】【化学・食糧・醸造等の工業用】で、天ぷらや揚げ物等の油を使用する調理器具ではございませんのでご使用は避けてください。
    天ぷらや揚げ物等の油を使用する調理の時は、必ず専用の天ぷら鍋や揚げ鍋をご使用ください。

◇その他ご注意いただきたい点◇

  1. アルミ製品では、ご使用中内面が黒くなることがありますが、水とうによるもので人体には無害です。
    そのままご使用になっても差し支えありません。どうしても落とされたい時にはクレンザーやスチールたわしできれいに除けます。ただし、そのままにしておくと、すぐに黒変化しますので米の研ぎ汁を入れて10~15分ほど煮沸します。そうすると、アルマイトに類似した皮膜ができて黒変化が起こりにくくなります。
  2. ご使用中内面に白いブツブツが出来ることがあります。腐食の始まりですが人体には無害ですのでそのままご使用になっても差し支えありません。
    無理にブツブツを取るようなことをせずに、米の研ぎ汁を入れて10~15分程煮沸してください。アルマイトに類似した皮膜ができて腐食の進行が防止できます。
  3. 腐食の進行が著しい場合、お早目にお買い求めの販売店にお問合せの上、新製品をお買い求めください。

高圧釜を安全にご使用頂く為の取扱注意書

いつまでも快適にご使用頂くため、この説明書をよくお読みのうえ、日頃のお手入れを心掛けてください。

◇ご使用前に◇

ご使用前に、必ず刻印番号が(圧力釜底1ヶ所・蓋1ヶ所に打っている同じ数字の刻印番号)上下同じ番号になっているか、上下同じ方向にあるかを確認してご使用ください。

尚、上下異なった数字の刻印番号や上下異なった位置にある刻印番号でご使用されますと、内部の圧力(蒸気)が抜けてしまう危険があります。

◇ご使用後に◇

  1. ご使用後のお手入れには、スチールたわし・アルカリ性洗剤・クレンザーを使用しないでください。
    表面をキズつけ腐食の原因となります。必ずスポンジに中性洗剤をつけて、きれいに洗って乾燥してください。
  2. 腐食防止の為に、ご使用後は十分に水気を切ってください。
  3. 焦げついた場合はナイフなどで擦らないでください。表面をキズつけ腐食を発生させる原因になりますので、水やお湯に十分浸して柔らかくした後で中性洗剤を含ませたスポンジで丁寧にお取りください。
  4. 製品は底が平らですので残り水がありますと、腐食の原因となりますので長年ご使用頂く為にご使用後はきれいに洗い水気を切り、よく乾燥させて大切に保管してください。

注意 安全にご使用いただくために

1.分銅弁 分銅弁や分銅弁のピンが破損した場合
分銅が破損しますと正常な分銅の位置が分からなくなり、調理に影響を与えます。
また、ピンが破損しますと圧力(蒸気)がもれ圧力釜本来の機能がなくなります。
2.バルブ バルブを完全に閉めても蒸気が多量に漏れた場合、バルブが破損した場合
バルブは内部の圧力を完全に抜く役割をはたします。バルブが動かないなどの支障がおきた場合、そのままにしておくと危険です。
3.圧力計 圧力計(メーター)が加熱しても反応しない場合、圧力計が破損した場合
圧力計が故障しているか、玉巣が詰まって正常に圧力計の針が作動されていないと考えられます。
そのままご使用されますと危険です。
圧力計のガラスが破損した場合、たとえ圧力計が正常に作動していても、そのままご使用されますと危険ですので新品とお取替えください。
4.玉巣 玉巣の目が詰まった場合
玉巣の目が詰まった時は、必ず玉巣をきれいに洗い玉巣の目を針で突いて完全にあいている状態でご使用ください。
玉巣の目が詰まった状態でご使用されますと各部品が正常に作動いたしません。
事故の原因となります。
5.シリンコンパッキン シリコンパッキンは特殊なシリコンゴムを使用しておりますが、長年使用されますとシリコンパッキンに傷が出来たり、ゴムの弾力性がなくなってきます。
高圧釜の使用頻度や使用方法により、シリコンパッキンに傷が出来たり使用回数が多ければ多いほど弾力性がなくなり、そのままご使用されますと高圧釜本体と蓋の間から圧力(蒸気)が漏れやすく大変危険です。
ご使用後は、必ず高圧釜とシリコンパッキンはきれいに洗って保管してください。
6.取手 取手が曲がったり、外れた場合
ご使用中に取手が何らかの理由で曲がったり・ネジ等がゆるむ事があります。
そのままご使用になりますと事故の原因になります。
7.安全弁 安全弁は内部の不必要な圧力上昇による危険を未然に防ぐ為の安全装置です。
ご使用中、ご使用後、何らかの理由で安全弁が破損した場合は、必ず取り替えが必要です。直ちにご使用を中止してください。
※各部品に異常が生じた場合、お買い求めになった販売店、または(株)ヤマゲン本社にお問い合わせください。

◇その他ご注意いただきたい点◇

  1. 取手や取手の取り付け部、ツマミのひび割れ、部品の破損・変形など損傷したままでご使用にならないでください。
  2. ご自分で修理・改造してご使用にならないでください。脱落による火傷などの事故(蒸気もれ)の危険があります。
  3. 長年ご使用されておりますと、高圧釜本体と蓋との間の摩擦により蓋の裏のツメと本体のツメがすり減り、ツメの厚みがなくなってきます。
    そして、本体と蓋との間にすき間ができ、かみ合わせが悪くなり不安定になります。
    すき間が出始めた時は、必ずご使用を避けてください。判断のつきにくい時には、ご遠慮なくお問い合わせください。
  4. 本製品は、出荷時に万全の検品と検査試験を行っておりますが、長年使用されますと各部品に異常が生じる場合がございます。
    必ずお買い求めになった販売店や(株)ヤマゲン本社にお問い合わせください。
    早急に対応させていただきます。

羽釜専用木蓋(釜蓋)のお取り扱いについて

◇ご使用される前に◇

釜蓋を水に約1時間位漬けてから日陰干しをしてお使いください。釜蓋の材料は天然乾燥をして、その上に作成前に人工乾燥をし、木の含水率を6%にします。水に漬けずにご使用になると蒸気の当たる部分に急激に水分が入りその部分が膨らみます。蒸気の当たらない部分は、膨らみが少ないので木が動いて、反りや割れの原因になります。
そのためご使用前に、水に漬けてその後に日陰干しをすると、水分が木の中に残り使用時の蓋の歪みが少なくなります。

◇ご使用後に◇

釜蓋に汚れが付いていたら洗ってタオル等で拭き、直射日光の当たらないところ、暖冷房の風が直接当たらないところに、使用時と同じように保管してください。立てて置きますと、ひび割れの原因になります。